大津祭について

大津祭について

体育の日の前日、天孫神社や中央大通り一帯で湖国三大祭の一つ「大津祭」が開催されます。

大津祭の曳山巡行は、江戸時代のはじめ、鍛冶屋町に住む塩売治兵衛が狸の面をかぶって踊ったことから始まったといわれており、寛永15年(1638年)からは、三輪の曳山をつくり、やがて元禄、安永年間に現在の曳山が整えられました。

曳山は、江戸時代の大津の経済力を象徴し、同時にこの祭りを支えてきた大津町衆の心意気を示すものといわれています。大津祭の特色の一つ「カラクリ」は、中国の故事や能などから題材を取り入れたもので、巡行路にある25カ所の所望(しょもう)場所で披露されます。


宵宮

体育の日前々日(土曜)、夕刻から始まる宵宮」では、囃子方が奏でる「コンコン チキチン」のお囃子をバックに、きらびやかな懸装品で彩られた曳山の姿が美しく浮かび上がります。


本祭


体育の日前日(日曜)、「本祭」では、13基の曳山がまずはじめに天孫神社前に集合。巡行の安全を祈願し、くじとらずの「西行桜狸山」を先頭に、豪華絢爛な曳山が、ゆったりと優雅に、さらに小気味よくにぎやかに奏でるお囃子とともに、市街を巡行しましす。

13基の曳山は、大津の伝統行事を守ろうと大学生をはじめとした約500人の曳き手ボランティアなどにより、町家が残るまちなかを巡行し、巡行路にある25カ所の所望場所では「からくり」を披露しました。

大津祭の特色のひとつである曳山のからくりは、一流の細工師による精巧なつくりで、日本史上においても注目されている逸品といわれています。


また、曳山の上からは、無病息災のご利益があるといわれる「ちまき」が放り投げられ、これを手に入れようと多くの観光客らが手を伸ばしていました。この日は、さわやかな秋晴れとなり、観光客や家族連れなど約13万5千人が訪れ、祭りを満喫していましす。

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