|
写真のように手ぬぐいの柄と、はっぴの背中に書かれた柄は反転しているようにみえる。印刷の手違いではなく、意図して反転されている。 手ぬぐいはもちろん「須磨」を表し、源氏物語の書き始めの物語。石山寺で構想を練る紫式部を題材とする「源氏山」に引っかけているのである。 |
参考 源氏香で使われる香は5種類で、各5包づつ、合計25包を用意する。香元は、任意に選んだ5包を順に焚く。回答者は記紙に5本の縦棒を書いておき、(右から左に向かって1.2.3・・・番目の香を表している)焚かれていく香を聞きわけ、同じ種類の香と判断した縦棒どうしを、横棒でつなぐ。25包の香を5包づつ聞くので5回繰り返して行われ、こうして出来あがった図案を源氏物語の巻名で答え、正解率を競う。鼻がきいて、全巻の巻名と「香組」の組み合わせが頭に入っていないとそもそもゲームに参加できない。過酷で知的な遊びである。 |
1.まず手ぬぐいを広げ上下左右を確認します。 | ||
2、「源氏山」の文字がオモテになるように3つに折ります | ||
3.「氏」の文字がひたいの真正面に来るよう装着し、後頭部で結びます。 | ||
4.できあがり | ||
5.腰に装着する場合も、このように字をオモテにし、「源氏山」をさりげなくアピールします。他町の手ぬぐいにも工夫が凝らされたものがあります。4つ折りにして見せる面により2つのガラが楽しめるものもあります。もし手ぬぐいを手に入れたら、何か秘密が隠されていないか研究してみましょう。 | ||