8月と9月は猩々山の懸装品を展示します。今回の注目は螺鈿(らでん)で飛龍(ひりゅう)が描かれた幕押さえです。大津祭の曳山の幕押さえで、螺鈿細工が施されているのはこの猩々山だけです。また、所望(しょうもん)で演じられる、猩々の変顔の仕組みがわかる人形の頭(かしら)も展示します。展示品は他に、茶弁当と呼ばれる担い茶屋で使用されていた古茶釜、鬮箱と鬮、車轄(栓)、幕押さえ隅金物、中啓、桁隠し彫刻、象鼻(木鼻)、見送幕(鳳凰額百子嬉遊図)です。展示は9月30日(土)まで。開館時間は9時~18時(最終入館17時半)、休館日は、毎月曜日(9月18日(祝)は開館、翌19日(火)が休館)。
螺鈿飛龍文様幕押さえ
欄間彫刻 麒麟