6月~7月は殺生石山の懸装品を展示します。
殺生石山は能楽の「殺生石」から取材したもので、玄翁和尚の法力により割れた石の中から女官姿の 玉藻の前 が現れ、その顔が狐に変わるところをからくりで見せています。
今回の展示は、懸魚、欄間彫刻、幕押さえ金物(獅子・麒麟)、泥除け鼻金具(飛龍)、高欄金宝珠、見送り下幕(金毛九尾の狐・玉藻の前)です。また、現在の見送り(原画は小倉遊亀画伯の「霽れゆく」)を紹介した写真も展示しています。
展示期間は6月5日(日)~8月6日(土)です。