本祭(曳山巡行)では、各曳山から沿道の人々に厄除けちまきがまかれます。それらのちまきは、厄除けとして家々の玄関先に飾られ、その家の1年間の無事を祈ります。
「ちま吉」は、これらのちまきが集まって生まれた「ちまきの精霊」という設定。「ちま作」や「おチマ」とともに「三代目巻左ェ門」のもとで、ちまき巻きの修行をしています。
「ちま吉」は、平成19年に特定非営利活動法人大津祭曳山連盟、大津商工会議所青年部、成安造形大学の産学官連携事業で誕生した特定非営利活動法人大津祭曳山連盟の公式キャラクターです。
当時、成安造形大学の学内でデザインを募集し、イラストレーションクラス4年生の錫切佑季(すずきり ゆき)さんの作品が採用されました。
「ちま吉協議会」は「ちま吉」を通して約400年の伝統ある祭である「大津祭」を、県内外のより多くの方が大津祭にご来場いただく・祭を盛り上げていく・来場者に楽しんでもらうを目的とし発足しました。発足は特定非営利活動法人大津祭曳山連盟、大津商工会議所、成安造形大学の三団体が中心となっています。
「ちま吉」を、大津祭運営主催者、大津祭の参加者、地元企業、地元住民に愛されるキャラクターとして、みんなで育てて行きたいと考えています。
「ちま吉」画像は、これを利用したポスターやパンフレット、Webサイトなどの各種広報・PRキャラクターとして、またキャラクターグッズ、ノベルティグッズなどや商品パッケージなど、幅広い用途にご利用いただけます。
「ちま吉」を安心してご利用をいただく為、著作権保護(デザイン改変防止)とより広い告知の為、現在ご利用は「無料」ですが、当協議会に申請が必要となります。
キャラクターからグッズへ
平成20年以降は、「ちま吉」創作者の錫切さんが卒業したため、後輩たちで「ちま吉プロジェクト」を発足。成安造形大学の学生や教職員を中心にいろいろな活動を展開しています。
左の写真は「ちま吉ちまき」。ゴールデンウィーク中の期間限定で、提携の和菓子店様のご理解とご協力で販売が実現するものです。
など、積極的な商品開発が進んでいます。
ちま吉センター開設(グッズ販売拠点)
2008年よりちま吉グッズなどを販売する「ちま吉センター」が宵宮と本祭で大津祭会場内の2カ所に限定出店しました。
「ちま吉センター」には成安造形大学「ちま吉プロジェクト」によってデザインされたグッズをはじめ、大津祭関連商品、厄除けちまきなどが並び、「ちま吉手ぬぐい」のほか「ちま吉シール」・「ちま吉弁当(厄除けちまき付き)」「ちま吉せんべい」などなどを同大学の学生が販売しました。
京阪電車石山坂本線「ちま吉トレイン」運行
2008年より京阪電車石山坂本線「ちま吉トレイン」運行が期間限定で運行しています。
「大津祭・ちま吉くんを愛する会」発足
2009年9月「ちま吉」の今後の発展を願い「大津祭・ちま吉くんを愛する会」を一般市民の有志の方々が立ち上げました。ここでの一番大きい事業は「ちま吉」着ぐるみの作成とその運用です。2009年9月30日現在で159名様からの協賛金を頂き、実物大?「ちま吉」が9月16日の籤取り式でデビューしました。着ぐるみの作成も日常的な運営も、行政等からの補助なしに独自の活動すべてを協賛金のみで行っています。もちろん着ぐるみの中も「大津祭・ちま吉くんを愛する会」の方々。「大津祭・ちま吉くんを愛する会」ではさらにパワーアップした活動を行うために、ひきつづき協賛、新規会員を募集しています。
「ちま吉」はここまで急速な発展を遂げましたが、まだまだ始まったばかりです。NPO法人大津祭曳山連盟、大津商工会議所、成安造形大学は第4の組織「大津祭・ちま吉くんを愛する会」と手を携え大津祭の強いては大津市中心市街地の発展に寄与していきます。皆様のますますのご協力よろしくお願いいたします。
会長 元田 栄三
(大津祭曳山連盟 理事長)