天孫神社では滋賀宮司から、神社参拝の作法から始まり、天孫神社の由来や日吉山王祭の大榊が天孫神社に渡ることの意味、大津祭が「四宮祭」から「大津祭」と称することになった経緯などの説明がありました。
次に淨宗寺に移動し、直林住職のお話を伺いました。
大津祭の祖とされる塩屋治兵衛さんはこの淨宗寺の有力檀家の一人であったこと。「牽山由来覚書」では"塩売り"治兵衛となっていることから、当時は塩を売り歩く行商人であったのが"塩屋"と称して淨宗寺の有力檀家となったことから、店(たな)を持つ商人へと大きくなったと考えられる、とのお話がありました。
また、大津の経済力が琵琶湖の湖上輸送に依るものであることを、たいへんわかりやすく説明をして下さいました。
次回は8月1日、「大津のまちの歴史と曳山のからくり戯」講師 大津市歴史博物館学芸員 木津 勝氏
です。次回はまちなか大学生以外の一般聴講も可能です(受講料 500円) 希望者は前日までに大津祭曳山展示館(TEL521-1013)までお申し込みください。多数の場合は先着順として、お断りさせていただく場合もあることをご了承下さい。