大津まちなか大学大津祭学部について
大津の歴史や伝統文化を学び大津の良さを発信できる人材を育てようと、大津市では平成18年度より「大津まちなか大学」を開校し大津が誇る大津祭を学び体験する「大津祭学部」を最初の市民講座としてスタートさせました。昨年まで合計120名の方が卒業されています。
大津祭学部の講座概要は、市歴史博物館学芸員や曳山連盟役員らから大津の成り立ちや大津祭の歴史などについて学び、祭りが近づくと各曳山町に出向き囃子の稽古を体験したり、曳山の山立ての見学。本祭りでは曳山の先導役や観客への案内等の体験学習など計9回の講座を実施後卒業検定試験に合格して卒業となります。
曳山連盟では、卒業された受講生の皆さんに引き続き伝統ある大津祭を盛り上げるためのボランティア集団への参加を募集したところ大多数の賛同を得て今では五十六名の皆さんで組織され活躍されています。グループ名は曳山の前輪と後輪をつなぐ「轅」から長柄衆としました。曳山連盟では「長柄衆」の結成に感激?し早々に「長柄衆」ハッピを新調するなどの支援を行っています。
長年曳山町関係者だけで祭りを運営してきた曳山連盟が特定非営利活動法人になり、大津の歴史を学ぶ「市民講座」も生まれ卒業生の活躍など外からの視点を採り入れることで祭りに「おもてなしの心」が芽生え四百年の伝統を誇る大津祭にも新しい風が吹き始めています。
大津まちなか大学大津祭学部