22年度第2回長柄衆の集い
開催日時 平成22年7月4日(日) 13時30分~15時45分
開催場所 大津祭曳山展示館 3階多目的ホール
出席者 31名
オブザーバー 白井理事長・稲岡事務局長
第一部 講義 大津祭の囃子について
講師 大津祭曳山連盟 理事 中野 敬 氏
1.大津祭、祇園祭、水口祭の各囃子の違いについて
・録音された囃子の比較実演をしていただいた
・岩戸山(祇園祭)と郭巨山(大津祭)
・放下鉾(祇園祭)と湯立山(大津祭)
・月宮殿山 つくしのメロディ
・日本の祇園囃子系の祭はどこか
亀岡祭、大津祭、伊賀上野の祭(3か所)
祇園祭に最も近い囃子は大津祭の囃子である
祇園祭りの笛は能管、大津祭の笛は龍笛を使用
亀岡祭の囃子・・・・・・ヒヤイ タウラ
祇園祭 (長刀鉾囃子)・・ ヒヤイ タウラ ヒヤイ タウラ
伊賀上野の囃子・・・・・ゆっくりしたメロディである
・囃子・・「勇み」・「三」の「つなぎ」について
・祇園祭のお囃子の聴きどころについて
四条通寺町付近に御旅所がある
神楽・唐子==渡り ゆっくりした囃子
御旅所を過ぎれば「戻り」の囃子になるので、囃子の変化が
感じ取れる場所である。
・水口囃子・・馬鹿、屋台、仕丁目等がある
2.鉦、太鼓、笛による実演
鉦すり・・くじらのひげ及び鹿の角で作られている
からくりのゼンマイもくじらのひげが使われている
近年は素材不足のためグラスファイバーが使われている
そのため,鉦のたたき方も微妙に変わってきている。
・笛の実演
能管と龍笛の音色の違い
3.会員の体験実習
囃子「宵山」を 鉦、太鼓、笛により体験演習を行った。