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2010年05月31日
まちなか大学4期世話人 長澤 智
『第1回長柄衆の集い』
◆日時 :平成22年5月30日(日) 13:30?17:00
◆場所 :大津祭曳山展示館3F多目的ホール
◆内容 :1.講話「滋賀県内の曳山祭について」 中野敬理事
2.新年度の事業活動グループディスカッション
長柄衆の定期的研修活動である「長柄衆の集い」が本年度もスタートしました。
第1回目の研修は、特別講師として中野敬氏にお越し頂き、「滋賀県内の曳山祭について」というテーマの話を聴講しました。「大津祭」というキーワードを接点にして結束する私たち長柄衆の面々にとっては、県内の近隣地域に伝承される祭礼に関する非常に興味深い容であり、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。また、中野先生特有のユーモラスな講義展開は、笑いも絶えず、約1時間の講義は、本当にあっという間思えるくらい楽しいものとなりました。中野先生、どうもありがとうございました。
講話の内容のなかでは、水口と日野では曳山のタイプが同型ですが、日野の方が装飾が豪華なのはお金持ちが多かったのではと推測されているとか、水口の曳山にはその年のトレンディな「出し物」を乗せる傾向があり、例えば映画「千と千尋の神隠し」の湯婆婆(ゆばーば)が乗っていた年があったとか、日野では露店がほとんど出ない割には人出が多、このことを水口の人は羨ましがっていることなど、実際に多くの祭を体験しながら研究されている中野先生ならではのオフレコ的な話が大変興味深かったです。 長浜曳山祭では、山車に女子は乗れないことになっていて(お囃子の演奏?)、現状は山車のうしろついて歩く、または、女子用のクルマに乗っているらしいです。しかし、そもそも祭に対する取り組みは女子の方が前向きで、今後、これをどうしてゆくのか議論されているらしいですが、大津祭でもこれとく似た議論が起こりつつあるらしいと過去に聞いたことがあるので、興味深い内容だなと思いました。私の個人的な印象としては、もっと質疑の時間が持てていれば、理解を深められ、また中野さんとの親睦もはかれたのに、という思いが残りました。このあたりは、次回の「第2回長柄衆の集い」にも、引き続きお越し頂けるとのことだったので期待したいと思います。
次に、数名ずつの班に別れて、私たち長柄衆の今後の活動方針についてグループディスカッションが行われました。
ここでは、
・お囃子の体験がしたい(ガイドの質向上効果に期待できる)
・お囃子体験を一般にもやって頂ける機会をつくりたい。
・各曳山ごとのガイドでの体験や情報を、次年度の担当ガイドに
引継ぎしていける仕組みづくりをしたい。また、「まちなか大学」
の講義内でも伝えていきたい。
・一般のお客様相手に、ガイドツアーをしたい。
・対外的にも長柄衆のPRをしたい。
・長柄衆の内部情報誌を作って欲しい。
・少人数でローカルに行う分科会的な活動をしたい。
・ガイドの質向上のためには、もっと勉強したい。
・他の祭の見学がしたい。今年、祇園祭は是非行きたい。
・ガイドは、詳しく勉強をしてお祭に臨むため、
担当の曳山を早めに決めたい。
といった意見が各班からの最終発表という形で出されました。
今後、理事会にてこれらの意見の具体化について検討されることになっています。 皆さん、期待しましょう。
また、本件とは別件ですが、本年度より「有料観覧席」を曳山連盟にて運営する案を検討中であり、この支援を長柄衆で受けられるかどうかという提案が曳山連盟側から説明され、前向きな意見が飛び交いましたが、本件は今後さらに詳細を理事会にて検討されるとのことでした。
以上、長文となってしまいましたがお付き合いありがとうございました。
こんな調子で、長柄衆の活動報告を今後担当させて頂くことになったのです
が、これからもどうぞよろしくお願い致します。
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