2017年大津祭本祭
(2017-10-14 13:57:10) by whitesauce
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大津祭は大成功!
ご来訪くださったお客様 誠にありがとうございました。
それから、本年度も各所でご活躍の長柄衆の皆さん
そしてさまざまな形でボランティアとして支援いただきました皆さま
本当にお疲れさまでした。
私はと言えば 嬉しくて、嬉しくて、ついにはポエムな気持ちに
なってしまいました(#^^#)。
この祭りに僕らは何を想うだろうか。
それは一人一人違うさまざまの想い。
無事に祭を成功させようとする想い
祭りの見所や素晴らしさをお客様に伝えたい想い
収穫の季節を無事迎えられたことに感謝する想い
年に一度しか現わさない国宝級の懸装品が、秋晴れの青空の
もと一段と光り輝くのを見逃さないとする想い
木組みの「山車」が目の前を軋みながら転がり進む様子に
力強さを感じる想い
賑やかなお囃子のビートにただいつまでも身を預けていたい想い
屋台のジャンクフードを食べながら練り歩くのが
楽しくて仕方がない想い
祭りといえばお酒! 昼間からいい気分! ただそれだけ。
わが家で待つ愛する家族の無病息災を願う想い
今この時、あたりを走り回っている子供たちの無邪気な笑顔が
いつまでもいつまでも続きますようにと願う想い
曳山の取り巻きで待つ愛する人に何としてでも粽を投げ届けたい想い
人混みに紛れているだけでも結構いいという想い
粽が欲しい?、これしか考えられない想い
...
大津祭には不思議な力が働らく
祭りが進んでゆくにつれ
こんなにバラバラの想いは
いつの間にか一つの方向に向かってる
それはおそらく
巨大な生き物のようにも見える13基の曳山たちが向ける
眼差しの方向
午後になり陽が傾く頃
町ぢゅうに居る人たちが
なんとなくそのことに気付き始める時間帯
言葉では言い表せない一体感が
辺りを覆い尽くしていて
煩いほど賑やかなのに何故か安らかな気持ち
この心地よい時間がいつまでも続けばいいのに
そして曳山たちが一基、また一基と終着点を通過して
各々自分たちの町へ帰ってゆく
やがてその空間はあまりにもあっけなく
まるで何事も無かったかのようなひっそりとした
静けさが帰ってきた
ありがとう 大津祭よ
また 来年
朝霧が晴れ、天孫神社前の通りに鮮やかな懸装品をまとった13基の曳山が集結します
鬮取らずの西行桜狸山が、まず初めに天孫さんに所望の演目を奉納して、いよいよ曳山巡行のスタート。厳かな雰囲気。