13基全ての曳山の山建てを見るべく、朝8時頃に大津へ
すでに山建ては始まっていました
上京町 月宮殿山
8時頃に集合する町もあれば、早い町だと朝の6時半頃から集合しているようです
13基ある曳山それぞれ、異なる部材や飾りがあって、組み立て方も違って、となると集合時間に差があるのも頷けます
中京町 源氏山
後在家町・下小唐崎町 郭巨山
鍛冶屋町 西行桜狸山
玉屋町 湯立山
猟師町 神功皇后山
南保町 猩々山
太間町 龍門滝山
白玉町 西宮蛭子山
柳町 殺生石山
丸屋町 西王母山
中堀町 孔明祈水山
湊町 石橋山
2時間ほどかかって13基の曳山すべてまわりました
普段は20分弱で歩いてまわることができるのですが、写真を撮ったり、山建ての様子を感心して見惚れているとどうしても時間がかかってしまいます・・・
一年に一度しかないこの時ですから、しっかりと見て、お祭りを楽しみましょう
午後になると、曳山は↓の写真くらい出来上がっていました
たった半日でこんなに作りあげてしまうなんて、すごいとしか言いようがないです
白玉町 西宮蛭子山
見ての通り、釘など使わず、ほぞや縄で大きな曳山が建てられています
隣の京都の祇園祭同様、大津祭も祭りが終われば山を解体し、次の祭りが始まる前に再び山を組み建てます
毎年毎年、山建て・解体を繰り返し行うことで、技術が受け継がれていきます
そういった意味で、山建ては非常に重要な行事と言えます
南保町 猩々山
玉屋町 湯立山
玉屋町 湯立山
また、↑の写真にあるように、幕で見えない部分に施されている彫刻や絵画も見ることができました
お祭りの時は、外に幕が掛けられるため、こういった部分は見ることができません
なかなかレアです
こういった見えない部分や細部にまで美しい飾りが込められているので、大津祭の曳山は相当奥が深いです
そうこうして、2時頃から、各曳山町毎に組み立てた曳山をまちなかで試しに曳く
曳き初めが行われました
試し曳きのため、金具や幕などの飾りはつけてありませんが、それでもけっこうな重量がありました
大津祭の巡行路は坂があるため、曳き手にとっても力の加減が重要です
毎年されている方は、コツが分かるんでしょう
曳き初めでは、大津祭の見所である「からくり」や「豪華な懸想品」を見ることができませんが、
お囃子は聴くことができました
大太鼓の重低音、締太鼓の芯のある軽快な音、コンチキチンの鉦に、なんと言っても笛の音
空が高い秋の空に響くピヒョローピヒョローの音(声?)にはなんとも言えない良さがあります
1時間ほどして曳き初めが終わり、無事に会所(又は蔵)の前に戻りました
家族に迎えられて、みなさんほっとされたのではないでしょうか
こうして「山建て」「曳き初め」無事に行われ、お祭りの準備が整いました
待ちに待った大津祭の日が今年もやって来ます
平成29年度大津祭
「宵宮」10月7日(土)
「本祭」10月8日(日)