大津祭曳山責任者会とは、各曳山町の曳山責任者、天孫神社、氏子会が集まり、祭の運営・曳山の巡行を司る組織です。「歴史と伝統の継承」として重要な組織です。「大津祭」そのものといっても過言ではありません。
昭和29年に大津祭曳山連盟が結成されました。その後特定非営利活動法人大津祭曳山連盟(以下 大津祭曳山連盟)が出来るまでは、(旧)大津祭曳山連盟、すなわち曳山責任者会がすべての運営を行ってきました。しかし、日本の少子化は町の人口減少に直結し、人的活力が低下していきました。この小学校の1学年クラス数がわずか1クラスしかないことからもその状況がうかがえます。また、大規模祭礼の社会的責任の注目度が上がりました。大津祭の将来を考えたとき、祭礼の周辺業務を支える点からNPO法人のような別組織の必要性に迫られたのです。大津祭曳山連盟設立後の現在は祭礼に、より注力することが出来るようになったのです。
9月16日の籤取り式、粽3万本の各町への配布、巡行路の道路使用許可、道路管理者や警察との打ち合わせ、京阪電車との巡行時間調整、本祭当日の巡行管理等多くの仕事があります。
曳山責任者会には当番町、副当番町が輪番制で決められ、曳山の数と同じく13年に1回町内から最高責任者を出すことになります。各町の責任者は各曳山に同行し、自町の巡行を見守りますが、当番町、副当番町は全体を管理しているので、本祭当日は自町から離れて全体を見守ります。