1月15日に行われた文化審議会において、大津祭が国の重要無形民俗文化財に指定されることが決定しました。資料によりますと、大津祭の特色は「曳山は三輪形式を備え古態を留めるとともに、京都祇園祭に比肩する懸装品をもって装飾されており、絢爛豪華な様相を今に伝えている。大津祭の曳山行事は、京都の影響を受けつつも、独自の祭礼文化を形成してきたもので、近世の都市祭礼の性格をよく残しており、我が国の山・鉾・屋台行事の伝播のあり方や変遷を理解する上で重要である。」とされており、世界的に有名な日本を代表する祭の祇園祭と肩を並べるものを持っている祭であると、たいへん高い評価をいただきました。正式には指定証書の交付を受け官報告示を以て国指定となりますが、指定を受けるということがゴールではなく、これでようやくスタートラインに立ったということであります。これから関係者一同、大津祭を我が国屈指の祭という評価に相応しい祭にしていくために弛まず努力をしていかなければならないと、思いを新たにしています。
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